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HTMLとCSSの基礎:ウェブページを作成する方法

プログラミング

HTML(HyperText Markup Language)とCSS(Cascading Style Sheets)は、ウェブページを作成するための基本的な技術です。HTMLはウェブページの構造を定義し、CSSはその見た目を装飾します。本記事では、HTMLとCSSの基礎を学びながら、簡単なウェブページを作成する方法を解説します。

1. HTMLの基礎

HTMLの構造

HTMLはタグを使って構造を定義します。基本的なHTML文書の構造は以下の通りです。

基本的なHTMLタグ

  • <!DOCTYPE html>:HTML5の文書であることを宣言します。
  • <html>:HTML文書のルート要素です。
  • <head>:メタデータやタイトル、スタイルシートのリンクなどを含みます。
  • <title>:ブラウザのタブに表示されるタイトルを指定します。
  • <body>:ウェブページの本文を含みます。
  • <h1><h6>:見出しタグで、数字が小さいほど大きな見出しになります。
  • <p>:段落を表します。

追加のHTMLタグ

  • <a>:リンクを作成します。
  • <img>:画像を表示します。
  • <ul><ol><li>:リストを作成します。
  • <div>:コンテンツをブロックレベルでグループ化します。
  • <span>:コンテンツをインラインレベルでグループ化します。

リンクと画像の例

リストの例

2. CSSの基礎

CSSの構造

CSSはセレクタとプロパティ、値の組み合わせで構成されます。以下は基本的なCSSの構造です。

基本的なCSSプロパティ

  • color:テキストの色を設定します。
  • font-size:テキストのサイズを設定します。
  • background-color:背景色を設定します。
  • margin:外側の余白を設定します。
  • padding:内側の余白を設定します。
  • border:枠線を設定します。

CSSの適用方法

インラインスタイル

HTML要素に直接スタイルを指定します。

内部スタイルシート

HTML文書内の<style>タグ内にCSSを記述します。

外部スタイルシート

別ファイルにCSSを記述し、HTML文書からリンクします。

  1. styles.cssファイルを作成し、CSSを記述します。
  1. HTML文書でCSSファイルをリンクします。

3. ウェブページの作成

基本的なウェブページの作成

以下に、基本的なHTMLとCSSを使用して簡単なウェブページを作成する例を示します。

index.html

styles.css

解説

  • HTMLindex.htmlファイルで、ウェブページの基本構造を定義しています。headerタグ内にはウェブサイトのタイトルとナビゲーションメニューを含めています。各sectionタグは「About Me」、「Portfolio」、「Contact」のセクションを作成しています。
  • CSSstyles.cssファイルで、ウェブページの見た目を装飾しています。背景色やフォントの設定、ナビゲーションメニューのスタイル、セクションのデザインなどを定義しています。

4. より高度なCSS

フレックスボックス

フレックスボックスは、レイアウトを簡単に制御するためのCSS3のレイアウトモジュールです。

フレックスボックスの例

メディアクエリ

メディアクエリは、異なるデバイスや画面サイズに応じてスタイルを変更するためのCSSの機能です。

メディアクエリの例

5. 終わりに

HTMLとCSSの基本を理解することで、シンプルなウェブページを作成できるようになります。今回の内容を基に、さらに複雑なレイアウトやデザインに挑戦してみてください。ウェブデザインのスキルは、実際に手を動かして作成することで身につきますので、積極的に練習を続けていきましょう。